コーヒーを美味しく飲みたいなら一番気になるのは賞味期限ではないでしょうか?
「いつも飲みたいけれど、いつまで保存できるの?」
「どうすれば美味しいコーヒーのまま保存できるの?」
などといった保存に関する疑問に対してそれぞれのタイプ別に調べていきます。
賞味期限が気になるあなたにも是非参考にしていただければ幸いです。
目次
コーヒーの賞味期限
いくら美味しいコーヒーだとしても「賞味期限」を過ぎてしまうと、風味が損なわれてしまい味の劣化が始まってしまうこともあります。
では、そんなコーヒーの賞味期限とはいったいどのくらいなのか、粉、豆、カプセルというタイプ別にチェックしていきましょう。
粉の賞味期限
コーヒー豆をあらかじめ挽いて粉にした状態です。
この状態での市販コーヒー粉の一般的な賞味期限は2週間から1年と記載されています。
これは未開封の場合の期限なのですが、粉になって販売されているものは開封後に急激な劣化が始まります。
コーヒー豆が酸素に触れることで、コーヒー豆の中の油分が酸素と結びつき酸化してしまいます。
そのため、開封後は賞味期限に関係なく早めに飲み切るようにしましょう。
また、焙煎元で購入したコーヒー粉であればこの賞味期限がさらに短く設定されていることもありますので、パッケージをよく見るようにしてください。
豆の賞味期限
豆の場合、焙煎はしてあるけれど挽いていないため、粉と比較すると長くなっていますが、こちらも粉の状態と同様2週間~1年が賞味期限となっています。
ただし、製造元によって異なることもあります。
豆の場合、焙煎された時を基準とすると2週間が賞味期限だという焙煎元がほとんど。
一般的に焙煎元では豆の状態での販売が基準となっていることから、「焙煎された時」を大切にしています。
しかし、市販のコーヒー豆のパッケージには製造年月日の記載がなく賞味期限のみ記載されていることもあります。
真空状態になると酸化は避けられるため、およそ1年と記載されていることが多いようです。
また、豆の状態であれば開封しても著しく劣化が始まるわけではありませんが、それでもコーヒー豆の酸化は避けられません。
開封後はなるべく早く飲み切るようにしましょう。
全日本コーヒー協会によると、未開封のレギュラーコーヒーであれば1~2年が賞味期限だと規定されています。
こちらは、全日本コーヒー公正取引協議会が定めた「コーヒーの表示に関する公正競争規約、同施行規則」による定義よって判定されています。
カプセルの賞味期限
ドルチェグストやネスプレッソなど、カプセルコーヒーの場合に設定されている賞味期限は1年です。
コーヒーの粉や豆のように大袋ではなく、1杯ずつカプセルに封入されているため、箱を開封したとしても劣化の心配はありません。
コーヒーの保存方法
賞味期限が決まっているけれど、それでも開封した後は保存方法が気になりますよね。
正しい保存方法を知って、最後まで美味しくコーヒーが飲めるようにしましょう。
粉の保存方法
開封後は、必ず密封!
密封できるビンをおすすめされていることが多いのですが、なかなか手ごろなものが見つからない場合には、100均で買えるジップロックの袋に袋ごと入れるのがおすすめです。
粉にすることで酸化しやすいため、たとえ密封したとしてもあまりにも長期保存は避けるようにしましょう。
また、暑さや湿度にも弱いため、出来るだけ冷蔵や冷凍での保存をおすすめします。
豆の保存方法
粉と同様、開封後は密閉して冷蔵もしくは冷凍保存が必要です。
豆の場合には、購入した日から3週間が目安。
冷蔵での保存で構いませんが、飲み切るまでにそれ以上かかる場合には冷凍での保存をしてください。
また、コーヒー豆の保管に最適な気温は20℃前後、湿度は30%~40%程度となっています。
未開封の場合もこちらの気温や湿度を参考に保存するようにしましょう。
カプセルの保存方法
カプセルに封入されたコーヒーの場合、1杯ごとに抽出するタイプなので箱に記載されているように高温を避けて保存しましょう。
ドルチェグストを例に挙げると、コーヒーだけでなくミルクのカプセルも付いている場合がありますが、どちらも高温を避けて保存すると良いそうです。
賞味期限を守り、正しく保存して美味しいコーヒーを楽しみましょう
- コーヒーの粉の賞味期限は、2週間から1カ月ですが、開封後すぐにのむことをおすすめ。
- コーヒー豆の賞味期限は、2週間から1カ月。
- コーヒーカプセルの賞味期限は1年。
- コーヒーの粉は密封して冷蔵・冷凍、期間は短く!
- コーヒー豆は密封して冷蔵3週間、それ以上は冷凍保存!
- コーヒーカプセルは高温を避けて保存!
焙煎だけでなく、挽いた時にも注意して賞味期限や保存方法をしっかりと守ることで美味しいコーヒーが楽しめます。
それが面倒だ、難しいと感じる人にとってはあまりシビアな制限のないカプセルがおすすめかもしれませんね。
美味しいうちにきちんと保存をして風味豊かなコーヒーを楽しみましょう。